小田原城へ出かけてきました。
小田原と言えば、かまぼこ、かまぼこからの海鮮となかなかに美味しい
お店があります。
今回はその中の一軒です。
小田原、小田原城について
そもそも小田原ですが、神奈川県西部の街です。
都心への交通アクセスも良く横浜からだと東海道線で約1時間、交通費が片道で¥1,000円ほど。
品川から新幹線を使えば、わずか30分ほど(片道3,000円ほどかかりますが)の距離です。
この中途半端な近さだったり、小田原の先には、熱海、箱根という有名観光スポットが
控えていて、そっちに目が向いてしまう人も多いと思います。
しかし、ここ小田原は小田原城がある歴史ある城下町。
相模湾もすぐそばで海産物も充実していそう。
身近なお出かけコースとして出かけてみるのも面白そう!と考えました。
小田原城を見て、商店街巡りをして酒の肴用に名物の干物とかまぼこを買って、
食事は地場の美味しいお店に行ってみようとまさに本能のみの行動(笑)を考えます。
そして当日。あいにくの曇天でしたが小田原に到着しました。
実際は、ランチを食べてからの街散策だったのですが、先に小田原城から。
こちらが小田原城です。
さすが戦国武将北条氏の本拠地。なかなかにスケールがでかいです。
城周りは公園になっていて、季節折々の雰囲気を楽しむもよし。
お城の中の展示物も興味深く見させてもらいました。
また、公園の一部にこども遊園地があります。
個人的にはここの枯れた感じ(苦笑)の風情も時代を感じさせてくれて気に入っています。
下の写真は天守閣から見た相模湾の風景。
晴れていたら相当にきれいだったと思います。
天守閣を流れる風の気持ちよさ。
小田原駅から小田原城までは北入り口から向かうのが近いですが、街散策もかねて
僕たちは正面入り口まで歩きました。
道々にあるお店も探索には打ってつけ。穏やかに流れる時間を感じることができました。
潮りと言うお店
小田原は仕事でも来ていたと言うことはありますが、なんせ時間に追われる中。
正直、まじめにお店を探してランチするのは初めての経験。
時間の余裕がなくて(苦笑)、この街に来てもいつも早く食べることに重点を置いて
搔き込むような食事だったからです。
そんな中で気になっていたこのお店をランチ候補として選択しました。
お店はホテルの1F。要はホテル側に関係する運営店の様です。
そうなると直感的にわかるのはそのコスパ。
店舗の外観から伝わる雰囲気もそれなりの感じがわかります。
初来店はランチがよいだろうという読みです。
ランチは¥1,500円ったと思います。
寿司屋なら普通の値段。
他にも候補のお店を選択肢に入れていましたが、この小綺麗なお店の雰囲気に魅かれて
入りました。
店内はこんな感じ。お客さんも女性の方が多くて雰囲気のよさはわかります。
そして僕はランチのバラちらしのセットをオーダーしました。
そして軽くビールを飲みながら待っているといよいよバラちらしランチが届きました。
まずは小鉢の三種から。
なるほど~。見た目もきれいで美味しそうです。
器も凝っていますね。見る楽しみも彩りからわかります。
特にはこの2品が印象的でした。
大根はそぼろの旨みが大根の甘さにぴったり。
しらすは地物なのか、こちらも口に入れると魚らしい味わいが堪能できる深い感じ。
この3品で充分酒を楽しめる味です。
そしてバラちらしの登場。
どうでしょうか??
こちらもいろいろな魚が丼に盛られていて、見た目以上にボリューミーです。
口の中に搔き込むと、いろいろな食感を感じるとともに、いろいろな味が単体で独立して
弾けます。立体感のある味。
ちらしだからいろいろな味が弾けるのは当然だとして、ここのちらし具材は弾け方が
ハンパない感じ。
それぞれが旨みを主張しますが、最終的に口の中でマッチします。
僕は「うまい!!」と思いました。
普通ぽいのですが、よく考えるとそうそう食べられない味と言うか。
具材の弾け方の違いでしょう。冷静に考えるとなかなかお目にかかれない味です。
そしてこちらはデザート。
これがまた甘いのですが、大人が許容できる甘さと言うか大人味の甘さと言うか
ランチの定番デザートなのでしょう。よく作り込まれた印象を持ちました。
参考ですが、こちらは相方さんオーダーの握りのランチです。
ネタは一部地場ものではないですが、あえて取り寄せていると言うことで味は当然魅力的でした。
大振りでこちらも美味しかったらしいです。
それで、潮り。この店はどうだったのか?
お店も清潔感があって落ち着いた雰囲気。この界隈では一歩抜き出たこじゃれた感です。
しかもランチは僕たちがいただいた¥1,500円~と手ごろ。
バラちらしの具材、いろいろな魚の旨み、甘みがぱっと口に広がる幸せな濃厚感に満たされて
味も満足できました。寿司ネタもでかいし食いごたえあり。
試してみたランチはコスパのよいもの。
出来上がって提供したところで仕事が終わるのではなく食べ終わった後のデザートの余韻まで
考えている味、あらかじめ着地を計算している味です。
さすがです。
小田原自体は、もともとから歴史ある城下町。
観光地とは少し違います。
観光地と言うより日常を暮らす場所。
あれもこれもと来る人を楽しませる企画自体はスポット的にも正直薄いです。
もう少し足を伸ばせば、箱根や熱海という温泉を含めた大観光地がありますし。
実際のんびり散策してみると、日常と観光地の二本立ての趣がなんとも味わい深く
楽しい街です。
潮りを含めてこの街にはまだまだ美味しいお店がたくさんあります。
小田原も定期的に訪問してみたいと考えています。
小田原城と土産巡りをしても所要時間は3~4時間ほど。
ランチを頭に持ってくるか、お尻に居酒屋、ダイニングをもってくるか、
企画立案も楽しめそうです。
皆さんもよかったら小田原散策を楽しんでみてください!
今日も美味しく楽しい時間を過ごすことが出来ました。
潮りさん、ありがとうございました。
お店情報(訪問時の情報です)
下のリンクから食べログへ飛びます。そのまま予約もできます。