(新型コロナウイルス感染で大変な状況になっていますが、いつかまた普通の日常が戻ってくると
思っています。
再訪できるその時を心待ちにしてまとめ切れていなかった訪問を掲載しています。)
今回は、鶏の素揚げで有名なうえ山に出かけてみたので書いてみました。
今回の訪問はいろいろと考えさせられることもあり貴重でした。
蒲田 うえ山とは
JR蒲田駅西口からサンライズ蒲田のアーケードを終わりまで突き進んだところの
交差点を左に曲がった踏切の手前のところにあります。
現在の店舗は移転後の新店舗になります。
今のお店は外観も内装も結構なオシャレ感を醸し出しています。
ぱっと見だけではオシャレなバルって感じに思われる方もきっと多いでしょう。
しかし、実際はガチガチの鶏料理のお店。
旧店舗時代から鶏の素揚げのお店として有名店です。
入店して、メニューを見てもらうとわかりますが、まさに一球入魂とばかり
鶏メニューとなっています。
では、早速の飲み!!
まずこの日もお店は大盛況でした。
僕らも90分程度だったか、時間制ながらラッキーに入れました。
客層も幅広かったです。
女性グループや予約している男女混成グループ、男子、女子、そしてカップルに常連さん。
年齢層もまちまち。飲んでいる酒もビール、焼酎から、ワインでじっくり堪能している人まで
素揚げの楽しみ方もいろいろです。料理が奥深いとお供の酒もいろいろなもので楽しめます。
ちなみに、お店のシステムは、まずカウンターに並ぶお通し軍団から3品をチョイス。
これがお通しとなります。
鶏は調理するのにそれなりの時間がかかるからその間お通しをつまんでいてね、
と言ったお店の配慮なんでしょう。
そしてあとはメインの鶏料理を選ぶ形式です。
僕が選んだお通しの選択はこれ。
きゅうりとキクラゲとポテサラ。
そう、吞兵衛仕様のチョイスです(笑)。
ビールを置けば、この通り。
もうちゃんと完成しています(笑)。
これだけで充分に飲めちゃいますよね。
しかも、このお通し軍団は、10種類はあるんじゃないかと言うほどバリエーションが
あります。きっと選ぶのもひと悩みすることになると思います。
こちらがメインの素揚げ。
思わずかぶりつきたくなるわけですが、少し寄ってみますね。
どうでしょうか??
ケンタッキーを思い切り鶏味としたシンプルにした味と言えます。
かぶりついてみると、鶏肉の旨みが口の中に優しく広がります。
当然ながらの外パリ、中ジューシー。ほくほく満載と言う感じですね。
これはリピーターが多いのも納得できる味です。
結構な肉ボリュームがあるのですが、この旨みと優しい味でまだ食えそうな気がしました(笑)。
そして最後に残った骨は、頼めば骨スープにしてもらえます。
これは、鶏大好き、味覚レベル度が高い方におススメかもしれません。
旨みはあるけど、それが前面に出すぎちゃっている感がありました。
好き嫌いが分れるものかなぁ。ただし、好きな人にはたまらない一品でしょう。
それで、うえ山で僕は何を感じたのか?
メニューを見ればわかりますが、この料理だけでは居酒屋の様なあれもこれもオーダーできる程
多彩な内容ではありません。
もちろん、数が多い追加のお通しでいけちゃいますが、それはお店の本意ではないはず。
「素揚げのこれが食べたい!!」
と思ってほしいという流れ、お店は意思表示のあるメニュー内容です。
要するにじっくりと腰を据えて飲む店じゃないってことです。
お店側もそういうスタンスはある意味はっきりしていましたね。色々とは書きません。
長居が許されるのは、常連さんと時間内は予約のお客さんだけです。
つまり、お店が来て欲しいお客さんは食べるものを食べてすんなり他に行ける人。
すなわち、飲み上手な人です。
なんとなく、飲んでつまんでゆっくりしたくなるのが吞兵衛の常だし、そうできるのが
酒が飲める店の基本って、僕は勝手にそう思っていましたが。。
いえいえ、それは飲む側の勝手な都合な訳で。
しかも、ここんちのお店は居酒屋ではありません。あくまで鶏料理の店。
営業時間を見ればわかります。17時~22時。LOは21:30.
居酒屋の営業時間ではありませんよね?この営業時間。
お客が酒を飲んで自由に居させていたら、お店は多分商売が成り立たないわけです。
鶏だけで真剣勝負ですから。
お店が必要な利益は客単価×客の回転数で設定できます。
このメニューならお客あたりの目標単価も設定しやすいし、それなら最低限のお客の回転数も
算出しやすいわけです。
と言うことで、こちらのお店はさくっと1軒目(「2軒目行くんかい?」という自分への突っ込みも
ありますが(笑))として、店が賑わう時間帯はお店のお客回転率に協力したいものです。
吞兵衛道のきれいな飲み方には、店から求められるお客像っていうのも意識しないと良客として
お店との関係は成り立たないものです。
外飲みを楽しむことについて、いつまでも「俺は客なんだ」っていう表に出てこないながらも
身に沁みついている思い込みを変えていくことがあらためて必要だと感じました。
きれいに飲むってことはお店のことも慮ってのこと。
お気に入りのお店と楽しく共存していける新たな自分なりの吞兵衛ルールを作っていくことが
大切だなと思った次第です。
今日も美味しく楽しい時間を過ごすことが出来ました。
うえ山さん、ありがとうございました。
お店情報(訪問時の情報です)
下のリンクから食べログへ飛びます。そのまま予約もできます。