【穴森稲荷】千世 おいしさに目が丸くなるというのはまさにこの居酒屋のこと

京浜東北・京急沿線で居酒屋呑み
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京浜急行空港線というと、何気にかなりの知名度の路線ではないでしょうか。
羽田空港まで向かうルートで利用する人も多いです。
ただし、蒲田~羽田までの区間駅はお店はスルーと言う人も多いはず。

そもそも羽田空港は美味しいお店も充実していますから、そこで美味い飯は事足りる。
そんな中、この中途半端な(?)立ち位置のこの駅で見つけた、目が丸くなるような
美味さのお店のお話をしたいと思います。

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穴森稲荷駅の千世

もともと、この界隈は品川から続く東京湾のすぐそばの漁師町の位置づけでした。
これって単純に美味しい魚が食える街ってことです。
そう、この推測で京浜急行空港線、この辺りを深掘りしてみたいと考えていました。
そして伺ったのが、今回の千世です。

なんせ居酒屋レビューサイトでも堂々の高得点をはじき出すこの店。
週末の混雑も想定してしっかり予約をしてから出かけました。

僕たちは開店と同時の17時予約。
穴守稲荷駅と言う、どローカルな雰囲気の駅前商店街の風情を楽しみながら徒歩10分弱。
街の景観に溶け込むようにお店はありました。
お店の見た目は、普通の居酒屋です。

しかしこのお店、実は居酒屋論で有名な太田先生やTOKIOの松岡が登場するTVの飲み屋紹介にも
登場している知る人ぞ知るの名店です。

この日は週末の土曜。17時予約と混雑を予想して早いスタートでした。
超人気店と言うイメージから緊張しつつ、入店すると拍子抜けする様などこにでもある
「いらっしゃい!」という居酒屋的な和みのお出迎え。

開店と同時だったためお客さんは当然まだ誰もいない状況。
座る席も「カウンター、テーブルどっちでもいいですよ」とお話もいただき席の選択も出来て、
四人掛けのテーブル席に通してもらうことが出来ました。

この日は幸いだったのか、開店当初の17時からの客は僕と相方さん、それとちゃりで席を抑えに
来ていたお父さんの2組でした。

このお父さん、奥座敷を抑えに来ていて、結局後から来た奥さんと子供二人の四人で
利用してました。
4人以上だとやはり開店と同時くらいに来ないとなかなか席が抑えられない人気店だと言うこと
がわかりました。
このお父さんの席確保、醸し出す様子にかなりの必死さが伺えたのは、それだけ美味い証拠と僕は判断しました。

この日の注文はどうしたか?

貴方が品書きを見てもどれも美味そうでかなり悩むと思います。当たり前に美味そうなものが
おススメに並んでいます。基本の選択ならやはり旬の魚でしょう。
それとお店の看板にも描かれているタコ。

おっとその前にお通しです。


魚のすり身の様でしたが、味が優しくしみ込んでいてこれだけでも充分な酒の肴です。
渋いけれど、吞兵衛のツボを押さえている一品。
やっぱ半端ないっすね、この店。
この美味しさに安心して注文を続々と入れていくようになります(笑)。

まず期待でやらかしたのは冒頭に注文したタコ刺し。
あまりの美味さに写真を撮り忘れるという失態を起こしました(苦笑)。

そしてこれが次のオーダーのアジのなめろう。


これも美味しかったですね。
瑞々しくて、ぷりぷりしていてねっとり。そこにネギのしゃきしゃき感を楽しむ。
味付けもまた美味い。これだけで充分飲めます。


こちらは、穴子、メゴチの天ぷら。
これも外はさくさく、身はふんわり。つゆにつけていただく江戸前スタイルがうれしい。

「やっぱり江戸前!」

納得したし出来る味です。

これは白飯も合いそうだけど、酒の肴としてもぴったり。美味かった!


この頃には、当然ながら日本酒にスイッチしています。
これは大将が勧めてくれた鳳凰美田。
意外にも栃木の酒。

栃木の豊かな水田が育んだ良質なお米からやさしく搾った雑味のない味わい。

「さすが鳳凰美田。美味いな~~!」

この料理ならどんな酒でも美味しく飲めると思えます。千世は日本酒の種類も手頃で豊富です。

これが超有名なイカの塩辛。
イカの塩辛と言っても、イカの身に肝を和えたものです。
生臭くは全然なくてすっきりした味わい。塩辛と言うより肝和えのイカの刺身と言う感じ。
塩辛ってどっしりとした味わいがありますが、こちらのは料理として出しゃばることなく
酒の味が楽しめるものでした。素晴らしいです。


こちらも絶品でしたね。銀だらの西京焼き。
身も分厚いですが、感心したのが焼き加減でした。
席に届いた時には身が厚いこともあり、最初は中まで火が通っている??という半生の印象を
受けたのですが、なんと!その後に外側の余熱で中まで火が通るように焼かれていました。

感覚で熱伝導を扱って魚の中身まで火を通すとはすごい技術です。
どれだけ魚を焼いたらここまでわかるのだろうかという職人芸。
味の方も当然美味くて、外はパリッとしていて身はふんわりジューシーという出来具合。
おまけに身も厚くて食べ応えもあるというシロモノ。
なかなかここまでの西京焼きは食べられません。金払ったとしても。

江戸前の魚に期待したこのお店はやはりすごかった

この他にも数品は食べたのですが、集約してこの程度にしておきます。
写真を見ているとまた食べたくなるから(笑)。
きっとまた再レビューしますから。

結果、食べたものすべて美味しかったです。
都内の高級店で大枚はたいてもここまでの美味い魚を食べられるだろうか?
そんな風に思いました。

加えて、大将のサービス精神も感心。女将と息子さんは料理に専念。
大将は一人でお客さん相手に店内を切り盛りしています。
その合間に、ちょこちょこと話しかけてくれていろいろ面白い話を伺ったり話も楽しかったです。

美味しさに思わず目が丸くなる店。
この店に行きたいからあえて穴守稲荷に出かける。千世はそういうお店です。

四季ごとに旬の魚を食べに出向くのも良いですね。

四季を楽しめる美味くてCPも良い店はそうそうありません。ざっくり2割前後はディスカウントされた価格設定の印象。
食わず嫌いの気がある僕でも食で四季を楽しむべきだと思っていますが、あらためて僕もそうしたいと思いました。

最後に本音を言うつもりはないですが、あまりの美味さにこれが平均パフォーマンスなのか?
って、思いました。

嫌味な言い方をすれば、当たり外れがその日によってあるんじゃないの??と。
一回の訪問でこってりおススメは無責任。この辺りは定点訪問で確認したいと思いました。
→って、ちゃんとその後も訪問しています。その辺りのくだりは後日書きたいと思っています。

千世は、そんなまやかし風の疑念さえ浮かぶくらいの美味さをもったお店です。

今日も美味しく楽しい時間を過ごすことが出来ました。
千世さん、ありがとうございました。

お店情報(訪問時の情報です)

下のリンクから食べログへ飛びます。そのまま予約もできます。
、と言うか、人の入りは予測できないけれど、人数によっては
予約したほうが確実だと思います。

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