でも、しっかりありました。ちゃんとしたやつが。
しかも珍しい本格的な讃岐うどん。
そのお店の店名は、うどん屋 大作です。
と言うことで、今回はうどん屋 大作で食べた蒲田スペシャルというランチメニュー
について、その感想を書いてみます。
やっぱり食べてみる価値がある本格的な讃岐うどんでした。
うどん屋 大作とは?
場所は、蒲田、環七、大森間をつなぐ東邦医大通り沿い。
蒲田、京急蒲田から徒歩15分程度でしょうか。
結構な地元通りの様相を呈していてここにお店を構えた経緯が興味深いです。
飲食業でこの立地ってかなりリスキーだと最初は思いました。
でも、そんなことを素人が心配する必要もないですよね(笑)。
採算はオーナーさんがちゃんと計算されているから。
逆に好きな人だけ来てくれればよいという経営判断だったのかもしれません。
お店のオーナーは香川で有名な方の弟子関係にあるそうです。
また、雑誌Hanakoにも掲載されたことがあるおススメ店です。
見ての通り、清潔感のある店構えです。
店内も清潔感のありきれいです。
これなら雑誌Hanakoを読んでこられた女性客の受けも良さそう。
カウンター席と奥に座敷もあるようです。
うどん打ちスペースもカウンター席目の前に。
ちゃんと目の前で作るところを見せられるスタイルです。
直球で物言いをすれば、安心できる店です。
大作の蒲田スペシャルを実食!!
ここへ来たからにはねらい目のメニューも沢山ありますが、僕は蒲田スペシャル 1,000円を
選択しました。
店の看板にも紹介されているこの品は多分お店のおススメと考えられるからです。
おススメメニューなら間違いなしだろうという判断です。
お店の上の写真の通り、入店が昼のラストオーダー間近。
食べ終わって出た時には写真の通りもう昼の部はCloseしていました。
入った時にはお客さんは常連さんらしい方と多分この店のうどんを目的とした方。
飛び込み的なお客はいなくて混み具合が落ち着いているのは、やはりマイナーな
場所だからかもしれません。
しばし待って、登場した大作の蒲田スペシャルがこちら。
どうでしょうか??
盛り付けと言い、器と言いきれいですね~。
出来たて茹でたてを冷水で締めたうどんの上にエビ天・ちくわ天・かしわ天・大葉天と大根おろし・ワサビ(生姜に変更も可能)が乗っています。とても美しく盛られた一品です。
少し離して見てみますが、この通り。
うどんと言うよりパスタ寄りなんじゃないかと思うオシャレ感漂う雰囲気です。
よーく見てみると下にうどんが隠れています。
中からうどんを引っ張り出してすすりたくなるのは誰でも同じです。
特に強調して言いたいのが、天ぷらのクオリティ。
たしかにこの天ぷらを肴にして飲むことは十分あり得るでしょう。
天ぷらの衣は薄め。
しかしサクサク感がしっかりあって、重すぎずネタが自然に持つ味に対して出しゃばらない
控えめな立ち位置で勝負をかけてきます。
うどん同様に天ぷらも勝負ネタなんですね。
この辺り、写真でもそそり立っている海老天もそうですが添え物の範囲を超えてキャラを
主張してきます。また、そのキャラを認めざるを得ない味わいを持っています。
へたな居酒屋では完全に負けてしまいますね。研究を重ねたもの、そういう出来栄えです。
そしてうどんは店内での手打ち麺、ツヤ、コシ、喉ごしともに申し分ない美味しい麺です。
文句なしの出来。
しなやかな伸びのある腰とモチモチ感が特徴的です。出汁もシンプルに美味しい。
ワサビが良いアクセントになっております。
卵と絡めることで味のまろやかさに拍車がかかります。
喉ごしも倍増!
くせになりそうな味ですね。
蒲田スペシャルうどんの感想
創作系うどんの中では、とても完成度の高い一杯でした。
うどんも天ぷらも出汁も全てがMIXされての完成度の高さを感じました。
なかなかこの品質の創作うどんを出せるところはないんじゃないかな。
レビュアーの方が書かれている居酒屋使いは個人的にはさすがにその雰囲気から難しいと
思いますが、温、冷ともども、うどんを楽しむならここは体験してみるべきお店だと思います。
うどんに詳しくない僕にとってこのお店のスタイルはうどんについての一つの自己基準が作れた
気がするお店になりました。
今日も美味しく楽しい時間を過ごすことが出来ました。
うどん屋 大作さん、ありがとうございました。
お店情報
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