さとうの中華そばとは?
お店は穴守稲荷駅からT字を右に多摩川方向に向かって交差点まで歩きます。
そこを右に曲がるとここのお店を見つけることが出来ます。
駅から7~8分ほどでしょうか。
少なくとも駅近と言える距離ではありません。
しかもここ穴森稲荷駅辺りは結構なローカル感を出していて、僕が見る限り、電車の乗降者の
雰囲気も空港関係・利用者、もしくは地元の方的な人が僕が見る限りは多いです。
千世もそうですが、上記の通りローカルさん以外は場所的にはわざわざ出向くという感じに
なります。
そういう立地にも関わらず、お客さんが入っていることから味のほうはお墨付きということです。
店内はカウンターのみ。
メニューも中華そばとカレーライスのみ。
一球入魂じゃないけど、潔いです。
この日は週末の夜でしたが、それでも数人のお客さんが入っていました。
そしてカウンターに座り中華そば+玉子を注文。
実は半カレーも頼んだのですが、残念ながらもう終わってしまったとのこと。
無くなってしまったのは、御飯なのか、カレールーなのかわかりませんが、人気店ゆえに
無くなり次第終了となってしまうようです。
こちらは厨房の写真。
きれいにされているので思わず撮ってしまいました。
女性のお客さんが一人で入っても清潔感があって全然OKな雰囲気です。
このくらい厨房がきれいにされていると、出てくる中華そばも期待が持てます。
そして、しばし待つこと数分。その中華そばが登場しました。
どうでしょうか??
店内と同様、清潔感のある透き通ったスープです。
すすってみると、あっさりしていながらも旨みがあるスープです。
優しい味ながらも、しっかり煮干し他の出汁が主張している感じ。
すっきり飲みやすく「なるほど、これぞ端麗系!」なんて思いました。
こちらはもう少し中華そばに寄ってみた絵です。
中華そば的醤油系と言うよりは塩に近いのか?でもしっかり中華そばです。
そして麵ですが、これも不思議な太さ。細麺グループなんでしょうが、少し太い気が。
細麺過ぎてもスープも一緒にするすると口に入ってしまってインパクトに欠けてしまうから
多少引っ掛かりのあるこの太さの麵を選択されているのかもしれません。
麵とスープの相性も丁度いい塩梅じゃないかと思いました。
そして気になるチャーシュー。
僕はチャーシューもラーメンの美味さを測る大事なチェックポイントなので見逃せません。
チャーシュー自体はやはりシンプルな味付けです。しかし肉の旨みを蓄えているような感じ。
しばらくスープに浮かせておくことで、この旨みがスープに染み出て微妙な味の変化が
楽しめるものです。
そしてトッピングした玉子。こちらもあえて煮玉子として味を付けたものではなく
ほんとシンプルな玉子です。この玉子の甘さとスープでほっこり感を楽しみました。
さとうの中華そばの感想
一言で言えば、端麗ながらほっこり系でもある奥深い中華そばです。
味にインパクトが欲しい時には、物足りなく思う時もあるでしょう。
僕は飲んだ後の〆中華そばでしたが、それもしっかり成立しています。
もちろん、飲み後だけではなく、この味が目当てで食べたくなることもありますね、これは。
僕は食べながら、蒲田西口にあった支那そば&古式カレーの店、「インディアン」を
思い出しました。
かなりのお気に入りだったので、閉店の知らせを知り呆然としたのを今でも覚えています(涙)。
(インディアンは蒲田、蓮沼にあって蓮沼のほうは営業中です)
透き通った金色のスープやカレーとの組み合わせ。
まさに「インディアンじゃん!」と思いました。
もちろん、味は似て非なるものでそれぞれのオリジナリティがありますが、なんだかコンセプトが
似ている気がして。やっぱりうまい物にも黄金の組み合わせがあるものです。
家系ラーメンも根強い人気で僕も好きですが、たまにはあっさり、ほっこりの端麗系の
いかにも「中華そば」って感じも良いのではないでしょうか?
この店を知って、千世からの〆はさとうってコースも定番化しそうです(笑)。
今日も美味しく楽しい時間を過ごすことが出来ました。
中華そば さとうさん、ありがとうございました。
お店情報(訪問時の情報です)
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