今回は、蒲田「楓」に伺いました。ここは札幌の老舗製麺所「さがみ屋製麺」から
仕入れる中太縮れ麺やその他の材料も北海道産にこだわった味噌ラーメンが主力のお店。
看板は本場北海道の味噌ラーメンを忠実に再現した「味噌らーめん」。
訪問レポートします。
僕もそんな気分のお出かけでこの店に思わず吸い込まれてしまいました(笑)。
北海道らーめん、楓(かえで)について
ロケーションとアクセスです。
(詳細は下の地図を参照ください)
お店は、京急本線京急蒲田駅西口に出てアスト商店街の中、左手にあります。
徒歩で数分。この大きな看板が目印です。
そう、ラーメン好きにはただならぬ予感を感じさせる看板です。
ただし、近くには、中華料理店や、ラーメン店など競合店がひしめく中です。
ちなみに近くには今書いているだけでこのようなお店があります。
かなり競争が厳しいのは簡単に想像できます。
と言うことで、「この場所で残っているのは味に間違いなし!」と入ったのが最初のきっかけです。
まあ、前置きはこの辺にして(笑)、今日の味噌気分の充電です。
楓の味噌らーめんは?
ランチ時のサービス餃子も思わず頼んでしまいました。
近くに超有名店の金春もあるのに餃子を当ててくるって「どんな餃子?」と興味をもってしまったから。味噌らーめんだと米も食いたくなるのは個人的に当然だと思っています。
異国育ちであろうおねーさんにオーダーを伝えて着丼までしばし店内を観察。
お腹が空いているので貼られたポスターの提案は中々に腹に染みわたります。
「次に来たらこれかな~」と思いつつ、窓際の席に座りアスト商店街を流れる人波をぼんやり
見ていると、まずラーメンが到着。
どうでしょうか??
思わず内心「おお~!!」と歓喜の叫び。
今日の気分だったから(笑)。
少し遠目でもう一枚です。
まさに味噌らーめんのビジュアル。
立ち上がる湯気。味噌の香りを吸い込みます。
「生き返りますね!」
やはり僕にとって味噌ラーメンというジャンルは必須と確信します。
では、実食。まずはスープから。
味噌・味噌した濃厚なのを予想したのですが、意外にあっさりしています。
そして、特筆なのが後からうっすらとくる辛み。
味噌ラーメンと言うと普通、味噌味全面に出してくると思われがちですが、実はそんなことなくて
味噌は控えめ、後からのほんのりした辛みを押し出してくる、これが北海道らーめんの特徴なのかもしれません。
そして、注目の麺。
中太の麺です。
「これ、ですよね~」的な感覚ですね。絡みやすくて味わい深い。
札幌の老舗製麺所 さがみ屋製麺製とのこと。
麺は札幌ラーメンらしく、黄色い縮れ麺です。もちもちとしていて、麺によく絡みます。
そして、おかずのチャーシュー。
ボリューム感あり!とは残念ながら言えませんが、主張は控えめながらもほろほろと崩れていく
あたり仕込みも頑張っていますね。
そして餃子の方です。
まず、3個なのに残の1個です。勢いで食べてしまいました(笑)。
シンプルな餃子なので、他店さんクラスの味の主張はあまり感じませんでした。
味はさっぱり。瞬間の旨みと言う感じです。
ラーメンより目立たない立ち位置で、餃子も食べたい人に楽しんでもらう。
メインの麺を生かす出しゃばらない餃子です。よく設計されています。
酒飲みの締めにも使いたい、楓のらーめんの感想
辛みが少しあるしっかりした味噌ラーメンでした。
個人的にはもうワンパンチ欲しい気持ちもありましたが、よく考えてみると、これにもうひと味を加えるとなると、札幌にある創作系味噌ラーメンになってしまうわけです。
だから、ワンパンチの追加はさじ加減はかなり難しいと思います。
この微妙なスープ味の綱渡りを上手に成立させたのが楓のらーめんだと思いました。
僕はこの落ち着いた安心してしまう味噌の味を支持したいと思います。
まだまだ伸びしろもありそうで期待もできます。
また、この付近もいろいろと飲み屋さんが充実しているので、〆は楓で味噌ラーメンと
ビールなんかも良いんじゃないかと思います。(早く飲みたいものです)
訪問するたびに味のニュアンスが変化しているこの京急蒲田店には、他方で色々展開している
楓のお店のフラグシップ店として先行した味の変化をさらに期待したいです。
味噌のど定番をいただくにはこの店の味は基本中の基本。
横浜含めて数店舗は出展されていますし、一度は行ってみる価値があるお店だと思います。
今日も美味しく楽しい時間を過ごすことが出来ました。
北海道らーめん、楓さん、ありがとうございました。
お店情報
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